虹彩の色が変わってきました・・・
副院長の佳瑛子です。
ブログが消えてしまってから、なかなか書けずにいましたが
皆さんにお伝えしたいことは沢山あるので頑張ろうと思います。
あっ、という間に12月ですね!私は、3ヶ月入院してましたが、かなり前に感じます。
今日は、2~3年前からゆっくりと目の色(虹彩の色)が変わってきた猫さんのお話を
しようと思います。
数年前から虹彩の色が変化し始め経過観察となっていた10歳の猫さん。
当院に来たときは、眼圧がかなり上昇し視覚がなくなっていました。
このような症例で疑わしいのは、虹彩メラノーマという腫瘍です。
皮膚などの腫瘍とは違って針をさしてまず中身を確認するという細胞診が
眼の中の場合は難しいので、眼球摘出の手術となりました。
病理の結果は、【び漫性虹彩メラノーマ】という腫瘍でした。
現在の時点では、肺や肝臓への転移性病変は認められないため定期チェックで様子を
見ていくこととなりました。
今回は、飼い主さんがしっかりと経過観察してくださっていたので
早めに発見することができたと思っています。
皆さん、身体でにできた出来物や眼の色の変化などは気を付けてみていってあげてくだ
さいね。