顎が腫れてる?
副院長の佳瑛子です。
今日は、久しぶりの雨で肌寒く感じますね。
こんな日は、暖かい部屋で外にでたくないですね。
といっても、しっかり出勤していますのでご安心を😊
最近、私は午前は9時半~18時くらいまで出勤しています~。
さて、今回は猫ちゃんの口の中の腫瘍についてお話しようと思います。
口の中にできる腫瘍は、色々とありますが猫の口腔内腫瘍で一番多いのは、
【扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)】です。
この腫瘍は、浸潤性が強いですが、リンパ節や肺などへの転移は少ない腫瘍です。
そのため、口の中の腫瘍を取り除くことが一番の治療法になります。
この猫さん、写真にむかって右側の顎が少し開いてしまってるのがわかりますか?
まだ大きな出来物としてはまだ見られていませんでしたが、場所的に怪しい場所が膨ら
んでいたため、CT検査を含め大学病院へ受診してもらいました。
やはり、結果は扁平上皮癌・・・
すぐに顎を切除する手術をすることになり、現在のところは元気に過ごしてくれていま
す♪
この腫瘍は、完治させるには外科手術が第一選択になります。
ただ、猫ちゃん顎は小さいのでなかなか取きることが難しく再発率も多い腫瘍です。
そのため何より早期に発見することが大切となります!!
お家で歯磨きする際に、お口を大きく開ける練習も一緒にしてもらい、何か膨らみがあ
る場合は様子をみないですぐにご来院下さい。
3番目は、色々ありましたが元気に大きくなりました!
100日を越え写真を撮ってきました。
誰が主役?という写真ですが、三人仲良く元気に大きくなってくれると嬉しいです。